<Header>
<Author: 韓愈>
<Title: 奉和庫部盧四兄曹長元日朝回>
<Format: 格式不明>
<Year: 1965>
<BookName: 唐詩選　下>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle:  庫部（こぶ）盧四兄（ろしけ）曹長（さうちゃう）の「元日（ぐわんじつ）朝（てう）より廻（かへ）る」に和（わ）し奉（たてまつ）る>
<BookPage: 154>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
天仗宵嚴建羽旄，
春雲送色曉雞號。
金爐香動螭頭暗，
玉佩聲來雉尾高。
戎服上趨承北極，
儒冠列侍暎東曹。
太平時節難身遇，
郎署何須歎二毛。
<End Poem>
<Translation>
元旦の儀式をとりおこなわれるので、前夜から儀仗兵がおこそかに固めて羽旄を建てつらね、夜明けを待つ。しののめの春の雲は色づきそめて、曉の鶏が鳴き始める。金いろにかがやく香爐から香の煙がたちこめて、螭の頭をきさんだ玉階のあたりはまだほのぐらい。玉佩のひびきが聞こえてきて、玉座の前に雉尾扇がさっと高くかさされた。天子の出御である。軍服をつけた護衛が小走りに進みよって御前をまもる。百官は左右に居流れ、文官は列をなして東側に侍立する。
こうした太平の御世にめぐりあうことは容易なことではない。それだけでもありがたいことだ。たとえ昔の顔駟のように、郎署のつとめで一生芽の出ることもなく白髪になったとしても、ばかにして笑うようなこと御無用にねがいたい。
<End Translation>
<Formatted Translation>
元旦の儀式をとりおこなわれるので、前夜から儀仗兵がおこそかに固めて羽旄を建てつらね、夜明けを待つ。
しののめの春の雲は色づきそめて、曉の鶏が鳴き始める。
金いろにかがやく香爐から香の煙がたちこめて、螭の頭をきさんだ玉階のあたりはまだほのぐらい。
玉佩のひびきが聞こえてきて、玉座の前に雉尾扇がさっと高くかさされた。天子の出御である。
軍服をつけた護衛が小走りに進みよって御前をまもる。百官は左右に居流れ、文官は列をなして東側に侍立する。
こうした太平の御世にめぐりあうことは容易なことではない。それだけでもありがたいことだ。
たとえ昔の顔駟のように、郎署のつとめで一生芽の出ることもなく白髪になったとしても、ばかにして笑うようなこと御無用にねがいたい。
<End Formatted Translation>